新着入庫 希少車 マセラテイ 3500GT H20.11.4.
2008年11月04日
1957y マセラテイ3500GT 携帯サイトでご覧の方はこちらへどうぞ。 第二次大戦後、マセラーティ兄弟による家内制手工業から離れ、 実業家オルシ親子の指揮下で近代的な経営に移行するはずの マセラーティだったが、純粋なレーシングマシーンやそれをベースとした スパルタンなグラントゥリズモの少量製作という業態では自ずと 限界があるのも事実であった。1957年のシーズンをファンジオと共に ワールドタイトルの獲得で終えたマセラーティは、 この年を以ってF1グランプリ、スポーツカーレースともにワークスでの参戦を中止、 量産車の生産・販売に全精力を注ぐ決定を下す。 そんな状況下にデビューした3500GTだが、量産車といえども グランプリマシーン250Fやレーシングスポーツの300S直系の ストレート6DOHCツインイグニッションのエンジンを、 カロッツェリア・トゥーリング特許“スーパーレッジェラ”の エレガントなクーペボディ、あるいはカロッツェリア・ヴィニャーレ製の スパイダーボディに搭載するという、非常に贅沢な内容のグラントゥリズモだった。 1960年には前輪にディスクブレーキを装着(後に4輪に装備)、 更にその翌年には英ルーカス製のフューエルインジェクションを備えたモデル、 3500GTIが追加される。1964年に生産を終えるまでの生産台数は諸説あるが、 クーペ、スパイダーを合わせて概ね2000台を少し割る程度といわれ、 一時は経営権譲渡の恐れもあったマセラーティ社の窮状は、 この3500GTシリーズの成功によって事実上回避された。 (GAZOO名車館より) |
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加藤裕司